孤立させないための間取り

This entry was posted on 水曜日, 9月 17th, 2014 at 9:25 AM and is filed under 家造り, 新築 . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Both comments and pings are currently closed.

家族を在宅で介護するというと、1つの部屋に閉じこもっているイメージがありますが、介護室を住まいのどこに置くかによって、閉じこもるとか、孤立するとか、淋しいとかの負のイメージから脱却することができます。介護が必要になっても、家族は家族ですから、皆と食事もしたいし、話もしたいです。高齢や病気によって、体が不自由になったとしても、家族と過ごすことで、精神的に安定し、幸福感も得られます。少しでも、不自由になった機能を改善していくこともできますし、認知症になるのも防ぐことができます。

私の父が住まいを新築した時、既に祖母は支えられなければ立つことができないほど、身体機能が低下していました。それでも、寝たきりになったり、認知症が進んでしまうのを防いだりするために、孤立しないように、祖母の部屋の位置を検討しました。最初は、リビングのすぐ隣と思っていたのですが、来客の時、祖母自身が気を使うのではと、LDKのキッチンとダイニングスペースの隣に作りました。

食事の時は、車椅子で、隣のダイニングスペースに移動しますが、真っ直ぐで、最短の動線なので便利です。ダイニング階段を採用しましたので、私や弟が帰宅して、プライベートルームへ行く時も、必ず、祖母の部屋の引き戸を開けて、声をかけるようにしています。時間のある時は、少し話もします。トイレやバスルームもすぐ近いので、介助するのにも、負担が少ないです。在宅介護というのは、想像するよりも何倍も大変な手間とストレスが掛かります。

それでも、住まいがバリアフリーで、動線がスムーズであれば、移動するのにも、何倍も楽です。これに、最近は、便利な設備機器もありますから、必要なところで、必要なものを利用することで、介護の負担も軽減していきます。高齢者が家族の中に居ることで、孤立することなく、幸せに過ごすことができます。

Comments are closed.