中二階スペース
階段の途中に多目的に使用できるスペースを設けてみるのもいいのではないでしょうか。二階建てや三階建て住宅には欠かすことのできない階段ですが、通常階段と言うとただの通路でしかありません。しかし、階段の途中の踊り場スペースを少し広めに確保し、多目的に利用できるスペースを設けるのです。
一階のLDKから中二階スペースへと目が行き届き、中二階スペースからも一階のLDKを見渡せるようにしておけば、家族がどこで過ごしていても、顔を合わせてコミュニケーションが取りやすく、互いの気配をより身近に感じることができることで安心感も得られます。家族の繋がりを感じることができながらも、中二階スペースで過ごす時間は個室にいるかのような気分も味わえ、より自分の時間を楽しむことができるのです。
昼間は子どもがキッズスペースとして利用します。キッチンで家事をしながらでも中二階スペースで遊ぶ子ども達の様子が見えることで、家事と育児の両立がしやすいですし、リビングにおもちゃが散らかりにくく生活感を感じさせません。ここにはカウンターを造り付けておき、子どもが成長すればスタディーコーナーとしても利用させます。LDKとの一体感があることで分からないことや質問したいところがあれば一階にいる家族に質問しやすく、会話をしながらも勉強ができます。
リビングで勉強を行うよりも、空間が緩やかに区切られていることで勉強への集中力も高められるのです。夜はパパの書斎スペースやママの家事スペースとして利用させるのです。家事や育児で追われるパパやママでも一人の時間を大事にしたいものですし、しかし子どもの様子にはきちんと目が行き届くようにしておきたいものです。子ども達に邪魔されることなく家事が行えるとママも助かります。それにはこの中二階スペースが最適です。配線計画もしっかり行い、多目的に利用しやすい中二階スペースにしましょう。